副社長のブログ | KTM 1190 Adventure Blog

オーストリアのバイクメーカ−、KTMの1190 Adventure (2014年モデル) を中心に書いていくブログです。

スターターモーターのアーシング

お世話になっております。副社長です。

引き続き1190 Adventureのエンジン掛からないシリーズです。アーシングを試してみました。

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mixiのコミュニティのアレを試してみました。

今回の件でアーシングについてネットで調べまくりましたが、投稿が2004年前後に集中してるのが哀愁を感じますね。 ネットでの情報としては、アーシングの効果として、トルクが〜、ライトの明るさが〜、などが文章で書かれているだけなので、やっぱりちょっと信憑性に欠ける感じはあります。

ただ私の場合、「エンジンが掛からないものが、掛かるようになるかどうか」ですから、効果が有るのか無いのか大変分かりやすいですね。

あと、「なんだよ"アーシング"って言葉。アースにイングとか意味が分からない」とかも良く目にしました。

概要

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今回は、上の図で言う紫の線を追加する作業です。

まず、この作業を行うに至るまでの考えの流れとしては下記になります。

エンジンが掛からない(掛かりにくい)原因は、セルモーター(スターターモーター)の動きがおかしいのではないか。
  ↓
セルモーターの動きがおかしいと仮定した場合、セルモーターへの給電が十分でないからおかしいのではないか。
  ↓
取りいそぎ、スターターモーターのアース側の配線を強化してみて、電気の流れを今の状態よりスムーズにしてみよう。

アーシングキット

自作しても良いかと思いますが、市販のアーシングキットも安いのでAmazonで安いのをポチってみました。

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Amazonでは「エンジン アーシング ワイヤー キット」という商品名ですが、HKSロゴがどどーんと。

GROUNDNG WIRE KIT

"GROUNDING"じゃいいの?とか

This product can stable voltage, reinforce horsepower and brightness of headlamp.

よく分からない英語とか

Before use this product, please read the back side instruction.

箱のback sideにinstructionなど書いてないのですが、とか

URLが"Http"と、なぜかHが大文字だったりとか、完全に偽物、というかHKSの製品ではないですね・・。

取り付け

で、このセットは長さがいろいろの5本セットなのですが、80cmを使ってみました。

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図の通り、セルモーターのアース部分とバッテリーのマイナス端子に取り付けます。 配線はエンジンの熱を持つ部分に触れないようにタイラップなどで固定しておきましょう。

アーシングケーブル残り4本と、ターミナルなどの部品が余りまくりましたがしょうがないです。

動作確認!

アーシングした状態で、気温-1℃、油温0℃の朝一発目の始動ですが、あっさり掛かってしまいました!

その後すぐにアーシングのケーブルを外して始動を試みました。先の始動でエンジンに若干熱が入ったせいか、掛かりはしました。が、ちょっと引っかかります。 このアーシングが確実に効果があるということを確認したかったので、ちょっと残念。

まとめ

検証では、確実に100%効果がある!とは言えないですが、現時点での対策としてはこれがベストなのでは、と思います。

余ったケーブルどうしよう・・。

おまけ

アーシングケーブルを買う前、試しに今回と同じ経路にブースターケーブルを入れて始動を試みました。ですが動画の通り状態は改善しませんでした。 ブースターケーブルの両端の歯程度の接地面積ではアーシングとしての効果は得られないのでしょう。