お世話になっております。副社長です。
1190 Adventureが寒いとエンジンが掛かりにくい原因が分かってきました。
原因はなんなのか
まず上記のこのサイト。アメリカのオフロードバイクが主のコミュニティサイトです。
で、ここにも1190 Adventureで寒いとエンジンが掛からない人が結構いました。
ふむふむと読み進めていくと
「2014年モデルは、バッテリーケーブルの不具合があるものがある。対策品があるからそれに交換したら。」という投稿を見つけました。
http://www.cs.trinity.edu/~jhowland/1190-cable-recall-TI_11_14_242_1190ADV_1290SDR_Vercrimpung_Kabelbaum_ENU.pdf
出所が非常に微妙ですが、KTMの技術文章っぽい資料を発見しました。
この資料の要点としては下記の通り。
- 2014年モデルとして販売された一部の1190 Adventureと一部の1290 SuperDukeにバッテリーケーブルの圧着などの不具合がある
- 対象の車両は、「2014年モデル」の「2013年11月22日以前に製造」された車両
- 対策品は下記の4つ
603.11.059.050 Battery cable
603.11.097.000 Ground cable for battery
603.11.059.000 Starter cable
603.11.098.000 Engine ground cable
上記写真がこれが対策品のケーブルとのことです。この投稿は2014年3月12日で、場所はギリシャのようです。
で、私の車両が当てはまるか、なのですが、
対象の車両は、「2014年モデル」の「2013年11月22日以前に製造」された車両
とあります。こちらも調べたところ、製造年月については、「build date」または「date of manufacture」などと呼ばれ、フレームにステッカーがはってあり確認する事ができるのですが、私の1190 Adventureはそのステッカーが見当たりませんでした。(車体番号のステッカーはあります。) そのため、私の車両が該当するかどうかは現時点でははっきりしません。ディーラーに聞けば教えてくれる旨の投稿もありました。
例えば950SEは上記ページのように製造年月が確認できるようです。
対策はどうするか
前述からすると、原因としては、スターターモーターへの電気の通りが悪い、という事になります。ので、10年前くらいに流行ったアーシングが効くかなあといろいろ調べてみました。
mixiのコミュニティでドンピシャな投稿がありました。彼らの1190 Adventure同様な問題があり、スターターモーターからのアーシングで完全に改善したとのこと。
神奈川県から高知県までのキャンプツーリングでの氷点下まで冷え込んだ朝でも1発でかかりました。旅の初めは不安に感じたエンジン始動も、途中からは不安は無くなりました。
年明けの寒波に私も巻き込まれましたが、エンジンはいつでも1発です。当たり前にかかります。 途中でバッテリーの充電も出来ませんし、年末年始でお店は閉まっているので、何かあっては大変ですが、メーター表示のバッテリー電圧も安定、買い物で駐車するたびに冷え切るエンジン再始動も問題なし。およそ2000キロを走りましたが、トラブルはありません。
マジっすか。私の先日のキャンプで翌朝エンジン掛からなかった条件と似ています。
ADVriderのサイトでも日本人と思われる人が同様の対策をしたとの投稿も発見。mixiのコミュニティ繋がり?
この人の動画です。-0.5℃で一発始動しています。油温が確認できないのが残念。
対象の車両は、「2014年モデル」の「2013年11月22日以前に製造」された車両
の件でまだあやふやな部分がありますが、対応策が見えてきました。ディーラーとも相談して改善を目指していきたいと思います。
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