お世話になっております。副社長です。
2015年8月2日は、酷道として個人的に有名な国道352号線を端から端まで走ってきました。
プロローグ
WikipediaのR352の説明を下記に引用します。
新潟県魚沼市から福島県檜枝岐村までは枝折峠や奥只見湖沿い、そして県境付近で急カーブの連続した1〜1.5車線程度の断崖絶壁に沿った狭隘な道が続き、俗に言う「酷道」の1つに挙げられている。 (略) ゆえにこの区間のみで道路延長は70 kmを超えるが、銀山平付近の観光施設以外、途中に集落の類は存在しない。湖畔の屈曲区間は、沢の水が橋もなく道路上を流れる洗い越しが多数存在し、雨量が多くなると通行止めになる。
というように、福島・新潟の県境から西側の数十km区間が酷道として知られております。
また、このR352ですが、終点が栃木県上三川町という私の実家があるところですので、前から私にとってちょっと特別は存在の道なのでした。せっかく「道の端っこ」が身近にあるのでその反対側にも行きたくなるってもんです。
出発・栃木県
午前6時過ぎに家をでて、吉野家で朝食。この時点でかなりの蒸し暑さなので、しっかりカロリー補給します。
熱中症防止のため、今回はハドレーションを背負いました。こいつは日没まで大活躍でした。
さて、栃木県上三川町のR352の終点まできました。本日の旅の始まりです。写真のオーバーパスがR4パイパスで、その下からR352が始まります(正確には終点なので終わります)。
R352に入りました!
鹿沼市などを抜けて福島との県境付近まできました。Wikipediaにもありますが、R352は他の国道と重なってる区間が非常に多いです。
福島県
福島入りし、最近定番の休憩ポイント、「道の駅たじま」で休憩。
檜枝岐村では残雪を利用した簡易スキー?みたいなイベントがやっていました。最近、檜枝岐村は観光地としててこ入れしてるっぽい印象があります。
公園でトイレ休憩。ただただあつい。
だんだんいい雰囲気になってきました。R352は尾瀬を北側から入るルートでもあるので、マイカーを止めておく駐車場までは道は比較的きれいです。
新潟県
新潟県に入りました。2年前くらいにきたときはこんな橋なかったような。ここから「酷道」エリアになるので、GoProを装着して撮影しました。5分弱くらいにまとめたのでご覧ください
途中の沢にて。さわやかそうですが気温は高いし沢の水はぬるいし結構過酷です。
奥只見湖遊覧船の乗り場付近で日陰を探して休憩。この辺はその昔鉱山だったので、その辺の名残がないかちょっとぶらぶらしたいのですが、時間が無いのでパスです。
そこから枝折峠(しおりとうげ)を抜けて魚沼市の市街地方面にぬけます。こちらもGoProで撮影しましたが、記録用としてノーカットなのでやたら長くなりました。ひたすらくねくね道です。
無事峠を越えて、お昼としました。道沿いにあった、「心亭」に入り、ざるそば大盛りを食べました。蕎麦の香りがいい感じに出てておいしかったですね。
再度ひたすらR352を走り続けます。
外気温計が42.5℃を指しています・・
未開通の萱峠トンネル区間
さてさて、出発前の懸念事項として、R532はまだ全線で開通しておらず、旧山古志村エリアの萱峠トンネルの区間が途切れています。この区間の両側のできているところまで行きたかったので、反対側に回り込むために大幅なタイムロスが予想されました。
というわけで、未開通区間の南東側ポイントまで向かいます。
はい。一般人の車両で行けるのはここまで。トンネルの手前まではいけないようです。
引き返して夢いっぱいの看板の前で記念撮影
さて、反対側へ行くか・・
いい感じの休憩場所があったので休憩。500mlのスポーツドリンクを一瞬で飲み干しました。
ちょうど8月2日はこのすぐそばで「牛の角突き」というのをやっていたのですが、やはり時間が無いのでパス。
棚田を眺めながら一時R352を外れます。
反対側にきました!急に道が無くなる感じでした。
写真の手前が未開通エリア側です。
長岡市市街地を抜け(渋滞を避けるために一部R352から外れました)、西へ向かいます。ちょうどこの日は長岡市の花火大会で市街地はなかなかの混雑でした。
感動のフィナーレ
出雲崎町まできました。
ちょっとした峠を越えたら海が見えました!(この道もR352です)
しばらく海沿いを南下します。柏崎刈羽原子力発電所も通過しました。
とうとう来ました!R352の始点です!写真の柏崎市、西元町交差点がR352の始点になり、車が信号待ちしてる道路がR352です。
静かな達成感と若干の虚無感に包まれながら交差点を通過しました。ふうー。
ここにいます
体中あせびっちょりなので、再度R352に入り、「ソルト・スパ潮風」でお風呂としました。着替えも持ってきてあります。日没のちょっと前に入れたので、日本海に沈む夕日を眺めながらお風呂に浸かれました。いやあ、よかった。
さて、帰りは北陸自動車道柏崎ICから関越経由で宇都宮にむかいました。
塩沢石打SAで休憩・食事、写真の赤城高原SAで給油
無事帰宅!ギリギリ日付を跨いでしまいました。本日の走行距離は689kmでした。
まとめ
個人的に思い入れがある道路を走れて良かったですね。また、建設途中の道路にいた、という事実を手に入れられたのは良い物です。 その昔、建設途中の北関東自動車道に進入して(ryなんてこともあったようななかったような。
山古志の「牛の角突き」も見たかったのですが、時間的に無理とはいえ、強烈な暑さのなかじっとして牛をみてるのも辛そうなので、真夏以外で機会があればみにくことにしましょう。