副社長のブログ | KTM 1190 Adventure Blog

オーストリアのバイクメーカ−、KTMの1190 Adventure (2014年モデル) を中心に書いていくブログです。

フラッドラッシュスキンメッシュは真夏には向かないのではと思った話

お世話になっております。副社長です。

暑いですね。宇都宮は梅雨明け発表から天気が安定するようになり、名物の夕立も無く、気温が下がらない寝苦しい夜が続いて言います。

さて、表題の「フラッドラッシュスキンメッシュ」についてです。

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ファイントラックというメーカーのフラッドラッシュスキンメッシュというインナーウェアです。

数年前から登山もすこしやるようになり、ちょっとずつ登山用装備もふえていっています。最近購入したのが、このファイントラックのフラッドラッシュスキンメッシュのTシャツです。

ファイントラックは日本の登山を中心としたアパレルメーカーです。このメーカーは「効果的にウェアを重ね着することでアウトドアアクティビティを安全・快適にする」ようなことを提唱していています。 まあその辺のうんちくは他の登山系ブログにお任せするとして、このインナーウェア(ファイントラックはドライレイヤーと言ってる)はバイクようとしてはどうなのか、ということの考察をしたいと思います。

さて、このフラッドラッシュスキンメッシュ(名前長い)の最大の役割は、汗冷えの防止です。汗冷えとは、激しい運動をした時に大量にかく汗が、運動をしないときに体を過度に冷やしてしまうことを言います。 簡単にいうと、運動しない状態でぬれたTシャツを着ると冷たいし、ぬれてて不快だよね、というアレです。 フラッドラッシュスキンメッシュは、汗を瞬時に外側の速乾性のウェアに送り、かつ肌側に戻さないことにより、汗冷えを押さえるという機能を持っています。すごいですね。

実際にフラッドラッシュスキンメッシュの上にナイキの速乾Tシャツを着てツーリングとトレッキングに行ってきました。

ツーリングでは、コミネの脊髄パッドとホンダのメッシュジャケットを更に着ました。走行中も「涼しー」みみたいな感覚は特にありませんでした。休憩時に速乾Tシャツが汗ですっごいびしょびしょになっていましたが、不快な感じはありませんでした。なんかあまり「これすげえ!」感はなかったです。

トレッキングは東京の奥多摩で行い、登山と言うよりはハイキングのようなものでした。こちらも速乾Tシャツはびっちゃびちゃになっていましたが、不快感なようなものはありませんでした。ただ、このトレッキングでの大きな発見は、往復5時間程度の行程で2Lのハイドレーションの水をぴったり飲みきったことでした。当然この季節は暑いですが、コースとしてはあまり体力を使わないルートにもかかわらず、予想以上に飲んだな、という印象です。

で、この点からなにが言えるかというと、特に今回のトレッキングでの経験からですが、そもそも真夏は気温が高すぎて「汗冷え」が起こりにくく、さらに、汗を肌から離してしまうと体がいつまで経っても冷えずにさらに汗だけドンドン出てしまい、それにともない水もドンドン飲んでしまう。ということがいえるのではと思いました。実際に一緒にトレッキングに行った友人に「顔に尋常じゃ無いくらい汗出てる」という指摘がありました。

まだ2回しか使っていませんが、とりあえずの結論として、フラッドラッシュスキンメッシュは真夏で気温変化が少ない場所での利用はあまり向いてない。かなと思います。 そもそもバイクツーリングは運動量的に登山よりも穏やかで、かつあまり波がないので、汗冷えはあまり起こらないですしね・・。

登山用品をバイクツーリングで流用できないか、を良く考えるのですが、意外と難しいです。あ、ミドルカットのトレッキングシューズはバイク用のブーツとしてちょっとお勧めです。防水ですし、足首の保護力もそこそこあります。ただ靴紐をバイクに引っかけないように注意ししたほうが良いです。